牛抱せん夏さん「滅魂」の感想

Picoです。こんにちは!

昨日、1冊の怪談本を読み終えたので感想を書きますね。今日まで、パソコンが触れない、けれどスマホは触れて暇な時間が多いという環境だったので、2冊見たんですけど…前の本はブログを書く前に読み終えたものなので、感想などメモってないんです…。

というわけで、さっそくレッツゴ!

☆もくじ☆

著者は牛抱せん夏さん

怪談家(?)の牛抱せん夏さん。とても美人で、臨場感のある語りが特徴的な方で、私はとても大好きです。本から少し離れますが、VODやケーブルで放送されている「怪談のシーハナ聞かせてよ」という番組で牛抱せん夏さんが語った「明日は必ず」というお話も、すっごく面白いので是非。

本のタイトルは「滅魂」で、牛抱せん夏さんの怪談本としては四冊目になるそうです!多分、これまでのも読んでると思うのですが…記憶にないというより、ブログに記すという意識がないから「あー面白かった!」で終わってるんでしょうね。

特に印象深い二つのお話

まずは「真実」というお話です。一体何があったのだろう…と想像を掻き立てられます。どちらかというと「ヒトコワ」のジャンルでしょうか。タイトル通り「事の真実は一体…?」と、思ってしまいます。
登場人物がAさん、Bさん、Cさんと、話を聞かせてくれた人。そして、話の中心にいるとある人物のお話です。

もう一つは「人形屋」というお話。入り方は典型的なホラーで、悪く言ってしまうと「ありがち」な感じです。良く言えば「安心感があり話に入りやすい」といった印象でしょうか。
タイトルの通り「人形」が出てきますが、そこからの展開が凄いし心打たれました。
本当にそういう物があるとしたら面白いし、素敵だし、って。

「滅魂」は、こんな人にオススメ!

牛抱せん夏さんの「滅魂」は、短編集です。話によっては、ほんの数行で終わってしまいます。
なので、サクサクと読み進めることが出来て「忙しいけどSS(ショートストーリー)を見たい」という時にぴったり。

逆に、先祖代々こういうしきたりがあり、土地にこんな風習があり、誰々が奇怪な死を迎えていて…という、深い設定のある長いお話は出てきません。
上に上げた「真実」が数ページあったので「滅魂」に関しては「長いな」と思ったほど。
じっくりと恐怖がゾゾゾッと湧き上がるような話は、殆どありませんのでじっくり読みたい方には物足りないかもしれません。

私はその時の気分によって、SSだったり、じっくりだったりが変わりますのでどちらも好きですが、今回はSSが見たい気分だったので、牛抱せん夏さんの「滅魂」とても楽しく読ませていただきました。

今後もおすすめの怪談本、映画などご紹介するので是非遊びに来てくださいね♪

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